『僕はガラス』重版

 『僕はガラス』が重版されることになりました。2016年11月に1000部を自費出版しましたが、重版は300部で出版社負担で5月末に出来予定です。出版社としては300部なら売れるし赤字にはならないという判断だと思います。
 先日『僕はガラス』を置いていただいている陸前高田の一本松茶屋さんから注文があり、いつも通り出版社に送付依頼をしたらもう在庫がないと言われました。とりあえず自分の手持ち分からお送りしましたが、売れてよかったという思いと、100年後に津波のことを語り継いでいる方に使っていただきたいと思って出版しましたが、これでもう販売も終わりかなと残念な気持ちもありました。日本では毎年7万冊を超える新刊書が発行されていて、重版されるのは人気作家のものを除けばごくわずかだと聞いていましたから。
 書店に営業をかけることは出版社から禁止されていたので、被災地のお土産屋さんやホテルを回ってお願いし、一本松茶屋さん(陸前高田のそれまではドライブインみたいな形だったのが2019年9月に開館した東日本津波伝承館の中に入りました)以外にも気仙沼の東日本大震災遺構・伝承館(2019年3月開館。ここは直売)、石巻、南三陸にも置いていただいています。出版社には一本松茶屋さんと気仙沼の東日本大震災遺構・伝承館は開館してすぐコロナで今は訪問者数も少ないと思いますが、コロナが収束すればたくさんの方が訪れると思います、とPRしておきました。その効果かどうかわかりませんが、しばらく後に絵本の編集者から久しぶりに電話があり、重版を告げられました。すごく嬉しかったです。
 さっそく置いていただいているところにメールで報告しました。気仙沼のホテル一景閣さんからは変わらずにお土産コーナーで展示販売していると写真まで送っていただきました。

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 石巻で置いていただいているまねきショップの店長さんからは、2年前に杉ノ下へ行き絵本の舞台を見学すると心に響くものがあるとのメールをいただきました。

 震災から10年がたった今でもこの絵本を手にとってくださる方がいることが嬉しいです。これまでに購入していただいたすべての方に感謝です。

『僕はガラス』
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